火焔日記 4月12日 (お帰り 紫苑 やっぱりSS風)

4月12日

あれから、3日たった。

3日と言う数字、なんでもないようだが
深い意味があると推測する。



/*/

あの原っぱに、ヘリが降り立った。
爆風が、火焔の髪をかき回す…他のところも色々なっていたが
火焔はそっち方面は頓着しない。他に人がいないのを感謝すべきか、無念に思うべきか…

ヘリから、人影が降り立つ。
紫苑の代わりの増援だ。

誇らしげに、降り立つ姿に…胸が一杯になる。


「竜造寺紫苑、着任のために参りました!」

鮮やかに敬礼しながら、まっすぐこちらを見つめてくる
けれど火焔は少し口元を緩めるに留めた。
そう簡単に、嬉しがったら…なんだか負けてるみたいだし。

「歓迎する、兄弟」

そういう訳で、少し厳しいような口調になった。
紫苑が敬礼を解いて一歩前に踏み出す。


「そういう時は抱き合うんですよ。」

油断ならない瞳。
なに?なに抱き合うって?……だ!!!!?

「……こんな風に!!」

紫苑は持っていた大きなバッグを放り投げると、火焔に飛びつく
想定外の行動に、よろめく火焔。
二人、もつれ合って草の中に倒れた。

ヘリから野次が飛ぶ。


ちょ!ちょっと待て!予想外だってば!

紫苑をどかそうと手を伸ばそうとしたとき、
その目じりが優しく光ったのを見て止めた。


「ははは。会いたかった。本当に会いたかった!こんなに嬉しいことはない!」


火焔はため息を吐いた。
もう、しょうがないな…というやつである。

力いっぱい抱きついてくる紫苑の頭を撫でてやりながら
ヘリの中の連中を、早く消えろ野郎共と呪った。


/*/


あれから、3日たった。

3日と言う数字、なんでもないようだが
深い意味があると推測する。


例えば、男子三日会わざれば活目して見よ。



/*/

誰が予想したのよ。
こいつ、坊ちゃんキャラでしょうが……。

もー、いい男になんないと、あたしが殺してやる。
くっそー惚れたら負けかー!!


真っ赤になる火焔。
それを見た紫苑、にっこり笑った。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック