火焔日記 5月2日 

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珍しく剣さんがお迎え。


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嬉しいけどさ、弁当作るまで待てって何回言ったら分かるかな?

ホームルームで勲章貰う。
あ、そっか……昨日大攻勢作戦だったからか。


発言力+3000
まあ、すぐ新品の烈火に変わるんだけどね。

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なんだか、久しぶりのカットイン祭り。
和むなぁ~。


最近、一番最後に提案すれば昼一緒に食べられる事を覚えたらしい紫苑とご飯。
知恵が付いたらしい。


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ホントにホントに………紫苑のアホめ。


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屋上で火焔を見かけた英吏。
回れ右で脱兎。

その襟首を、神速を持ってふん捕まえる火焔。白兵3。


「くぉら!」
「放せ、理不尽だ」
「あたしの顔見て急に逃げる方がよっぽど理不尽だ!」

「その表情を百人見れば百人、例外無く俺に味方するであろう」
「この顔は生まれつき!」
「珍しい生まれつきあったものだ」

火焔が放した襟を直しながら嘲笑。
咳払いして無表情に戻る英吏、不味い……気持ちがざわついている。

眼鏡の位置を直しながら鼻を鳴らす、出来るだけ辛くあしらうように…そう見えるように。


「ふん、八つ当たりならばサンドバックにでもすることだ。その方が余程小隊の為に……」


そこまでだった。
正義の味方の勝ちパターンは、古来より理不尽と相場は決まっている。
悪人相手であればあるほどに。


「やっぱり。英吏のお腹は硬い……あたしはもっとポヨポヨしてるほうが好きだわ」


見事なタックルだった。
後の事などまるでお構いなしな、思い切りの良いタックルだった。

それで英吏が花壇に後頭部をしこたま打ち付けようと
星が散るのをリアルで見て、今は口も利けない程悶絶していようと
火焔には全く関係の無い事の様に振舞える程、思い切りが良かった。

もう少しで、小隊初の戦死(この際戦死であろう)が出るところだ。
英吏は少なからず殺意と涙を滲ませた瞳で火焔を責めるように睨んだ。

それを見た火焔は実に無邪気に微笑む「ん?」とか小首を傾げやがるのである。
ホントにこの女、Sだ。間違いない。

だって、そこまで派手に跳びついても自分は掠り傷一つ負わない、全て計算だ。


「この、変態め」
「ポヨポヨ好きが変態だったら、世の人間の半分以上は変態の計算になるわよ?」
「そこにかかるのではない……もうよい、そこを退け」


押しのけようと肩に軽く触れる。同時にぎくりと硬直。

火焔が……泣きそうだ。

おい待て、その……その顔は卑怯だろう?


「なんかもお、ほんと、皆あたしの事なんてどうだっていいんだ?」


本気で言っているのか?カットイン天国の総支配人のような状況で。
本当に面倒くさい女だ。結城火焔

「どうせ、竜造寺ネタだろう?今度は誰が好いていると聞いたのだ?」


今度は火焔が固まった。それをローアングルから訝しげに見上げる英吏。

「え?あれ?……あれぇ~????」

言いながら飛びのく、ジャンピング正座。スカートの端をぐーっと掴む、見えそう。
俯いた火焔、耳まで赤面していた。

「な」


何をしたというのだ?


言おうとして、言葉に詰まった。
英吏も分かった。俺か、俺なのか?



しまった。墓穴。


まさか、英吏が知らないなんて。
知っているつもりで、なんか、リアクションもおかしいな~とは思ったよ。そりゃ思ったさ。
あたし的には、そうか、お前も大変だな、とか。紫苑め、しょうのない奴だ。とか愚痴りたいな~と思ってただけで。


ちらりと英吏を見る。途方に暮れた表情。
ああ、なんかやっちゃたよー!!


何だ、何なのだそのリアクション。
少なくとも、俺の知っている火焔の所作ではない。
俺の知っている火焔は、目が合っただけで俯かないし、赤面もしない。
スカートの裾をもじょもじょ弄らないし、あんなに小さくまとまったりもしない。

なんだ、あれは、こう……ああ、だからなんだ、俺は。


お互いに探り合うこと数分。
口火を切ったのは火焔だった。

「あ、たし、その、訓練してくる!」

「あ、ああ」

「え~と……その密会ぎ」<いらなかったので上げてなかった、最近訓練し始めた他意なし。




なんか盛大な爆弾&痛い沈黙。





「あ!違う、そーじゃなくて、あ   え   だから…」

「あ、ああ、分かる……(なにがだ?)」



再び沈黙。


次に口開いたのは英吏。のはずだった。
何か言おうと英吏の口が動いた瞬間、火焔の脳細胞がフル稼働し始めた。


あ、これちょっとどうしよう。
だって、完全に気持ち英吏に傾いてる状況で「紫苑なんて忘れて俺においでよカモーン」的な状況に陥ったりする状況だったら。
だって、最近こいつ、人の事名前で呼びやがるんだよ?反則じゃない?いや、教育的指導じゃん?あん、もお!!

浮気するって、するって絶対。だって、あたし一途じゃないもん。

だから、ヤバ~イじゃ~ん!!!


「あ「あーーーーーーっ!!!!!」」<英吏&火焔の悲鳴

叫んで立ち上がる火焔。


「あー、あー、あーーー?えー、と、あれ、アレしないと、ほら、いけないから……えー、士気?上げるとか?」

「火焔あ「あああああああーーー!」」

「じゃ、ま、そーゆー事だから、元気で」
「火焔、ま」


しゅた、と手を上げて走り去る火焔。後には呆然とした英吏だけが残された。
猛スピードの火焔、途中深澤を緊急回避しながら日暮れ坂を駆け下りて行った。
巻き込まれた深澤、錐揉み状態でグルグル回り、倒れた。


英吏は背中の埃を払って立ち上がる。
溜息一つついて、坂のほうを見る……にやりと笑んだ。

これは、完全に脈あり、か。

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